【考察】健康で文化的な最低限度の生活とは? ~最低賃金について考える~

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【健康で文化的な最低限度の生活とは??】


健康で文化的な最低限度の生活。 この言葉、生存権25条として中学校や高校の授業で習った方も多いのではないでしょうか?

そもそもそれは何のこと?? 詳しく調べてみた。


憲法25条では『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない』と定められており、これが『最低限の生活』と言えます。

よくわからない。 


「たとえば、今回の試算に盛り込んだのは、1年間で帰省や旅行ができる、月に2回ほど友達や同僚と飲みに行ける、好きなミュージシャンのコンサートに行ける、などです。むしろ、『普通の生活』と言い換えることができると思います。」


社会保障の専門家中澤秀一氏はこう語る。


今回算出された東京都の単身世帯に必要な最低賃金『時給1642~1772円』は、年収換算すると約300万円です。つまり、『最低限の生活』を送るためには、少なくとも年収300万円が必要ということになります。

【貧乏人は貧乏人らしくという批判は正しいのか?】

現在の日本では、貧困層に対して非常に厳しい視線が向けられており、生活保護受給者が娯楽にお金を割いていることを知ると辛辣な批判が相次ぐ。

数年前にNHKで貧困に苦しむ女子高生を特集したニュースが放送されましたが、彼女が1000円以上のランチを食べに行っていたことや好きな漫画のグッズを買っていたことが発覚すると、『こいつは貧困じゃない』といったバッシングが多く寄せられました。


そもそも生存権では上記生活は最低限度の生活として定義づけされているので、批判をするのは疑問を呈する。


誰でも最低限の生活を営む権利があるのですから、『貧乏人は貧乏人らしく』といった捉え方から脱却しましょう。この認識を改めることができれば、最低賃金引き上げは加速します。


(参考記事)

https://wezz-y.com/archives/71789