【大阪の経営者シリーズ】資生堂前社長・前田新造から事業の成功について学ぶ
こんにちは。三谷勇祐です。
あまり知られていませんが、
今回はそんな前田さんが大事にしてきたことを学んでいきたいと思います。
①「天網恢恢、疎而不失」(天網恢恢(てんもうかいかい)、疎にして失わず)
意味は
「辛い状況に置かれていても真面目に取り組んでいれば、お天道様は必ずみている」
という不遇な人への励ましだそうです。
これは前田さんが40代のころに大事にしていたことわざです。
前田さんは資生堂の内部で左遷されて仕事が無くなり、
定時出社定時退社を繰り返す中で「社内で必要とされていない」と感じ、
資生堂をやめようと思ったそうです。
その時に上司から「会社やめるなよ」と言われて、
「もう一度仕事を下さい」と部長に打診をしてみろと言われて、
辛い思いをしながらもそこから一生懸命仕事をしました。
そこから「仕事をするということはこんなに楽しいのか!」と気づき、出世街道へ。
僕も事業を立ち上げた時は苦労の連続でしたが、
現在では年々事業規模も拡大しているため、
今は仕事が面白くて仕方がないステージになってきました。
②お客様の声を聞く
前田さんが企画部長のときにそれまで設定されていた売上目標を廃止し、
その代わりにお客様へアンケートの実施を開始しました。
そこには称賛の声も沢山ありましたが、中には苦情も記載されていたそうです。
前田さんはそれを改善のヒントとして利用していました。
「店の照明が暗くて自分の化粧がわからない」
というアンケート回答に対してすぐに改善すると、
「私がちょっと言っただけなのに、変えてくれた!!」
と来店時に直接お褒めの言葉をいただいたというエピソードがあったそうです。
売上目標を廃止した時は社内での批判も大きかったようですが、
むしろ右肩上がりで増益を重ねたそうです。
僕も現在は店舗経営をしてお客様と直接話す機会がありますが、
前田さんから学んだ通りにもっとニーズを聞き出して売上の拡大に努めます。
こうやって前田さんも
・紆余曲折ありながらも一生懸命仕事をしてきた
・しっかりとお客様のニーズを聞く
という当たり前のことを実践することで出世してきたんだと学びました。
これからも大阪の方も含め、
いろいろな経営者の方から学んでいきます!
(参考記事)